心気症の症状のこと

29.Juni.2017

心気症克服には潜在意識から変わるしか方法はなし 内科医の心気症ブログ

心気症については前にブログで書きました
心気症の恐怖 不安と健康と病気を考える
(こちらもお読み下さい)

心気症で悩まれている方はとんでもない数に上ると僕は実感しています
僕の病院に来る方もそうですし、こうやって自律神経健康ブログを更新して、
多くの反響があります
やはり誰もが病気と健康のことについて深く考え、悩んでいるんですね

心気症の方は周りの人が『心配のしすぎ!!』と呆れても、自分を責めないで下さい
誰だって病気になったらどうしようとか、健康で生きられないことの恐怖感をもってますから
僕も絶対に患者さんに「気のしすぎ」とは言わないようにしています

僕も気持ちがよくわかりますから
自律神経失調症で身も心もボッロボロの時に、おそらく心気症を発症していたと思います
現実に自律神経がおかしくて不定愁訴として苦しんでいたわけですけど、
実態の疾患以上に、病気について不安に感じていましたから
医学を勉強してきた者として恥ずかしい限りですが、
いくら医学知識が身についても、メンタルヘルスは別の問題です

体調が悪い時は悪いことしか考えられないものです
精神的にも器質的にもコンディションが崩れている時に、健康な自分を想像してルンルン気分にいられるわけがありません!!!


医師は精神科医も心療内科医も内科医もそうなんですが、
ストレスや過度の不安が本物の病気を生み出すことは意見が一致していると思います
心気症の人の一番怖いところはストレスが行き過ぎてしまうところです

ストレスが胃に穴を開けたり、老化を早めたり、円形脱毛症になる話はよく聞きますよね
ストレスで何か器質的疾患として症状が現れたら、心配が現実化してしまうんです
こうなると次の検査で器質的疾患がないという結果が出ても「誤診かもしれない」と思います
検査で白となっても、それがストレスになってしまうんですね

だから、心気症になってしまった人は検査が白でも黒でも陰性でも陽性でも、
ずっと何年も心配し続けてしまいます
これはノイローゼ(神経症)の一種と言っていいと思います


極度の心配性をどうやって克服していくべきかが次の話です
人それぞれ歩んできた人生があります
その中で身内の人に大きな病気をしたとか、ある病気になりやすい家系だとか
誰かを病気でなくしたというトラウマを背負っている人が心気症になりやすいです
それとは別に、防衛本能が自分の肉体面で強い人がなります

いずれにしましても
その人の意識のもっと深いレベルの潜在意識で病気への心配が刻み込まれてしまっています
潜在意識が病気への恐怖を持ってしまっている以上、
本人がいくら『心配ない、病気じゃない』と自分に言い聞かせても、
潜在意識がそう思ってしまっているため、いい風に思い込めないわけです

まして、僕のような医師が「心配しすぎですよ、異常ありません」と説明しても、ちょっと安心するかもしれませんが、すぐに潜在意識が『やっぱり病気かもしれない』と心配になるわけです
安心はいつまで持ちません
自分で病気への心配を見つけようとしてしまいます
これはすべて潜在意識からの指令です
僕たちは潜在意識によって支配されていると言っていいでしょう

だから、潜在意識から変えない限り心気症は治らないというのが私の結論です
心気症になる潜在意識の原因が解消されない限り、いつまでも心配し続けることになり、
ストレスばかりになり体調までおかしくなります
まず真っ先に自律神経のバランスが崩れます
自律神経の働きが異常になると、明らかに息苦しさや動悸の激しさやめまいや吐き気やいらいらや落ち込みがひどくなっていきます

こうなると心気症がもっと悪化します
『病気かもしれない』心配が現実化してしまったわけで、
この時の強い不安が自分の潜在意識に
ますます心気症や病気のトラウマを刻みつけてしまうからです
これはどこかで負のサイクル断ち切らないといけません

心気症治療で抗不安薬を出されたり、SSRI,SNRIが出されたりします
僕はこれらの向精神薬では心気症を根本から治すことができないと思っています
これらの薬は脳内の神経伝達物質をコントロールを無理やりする薬です
そして副作用も残念ながらついて回ります(理想的な薬はありません)

潜在意識の病巣やトラウマまで治すことができないのです
トラウマは記憶と感情です
記憶と感情を薬で消せますか?
もし消すことができたら、とんでもない副作用が発症します
それはもはや薬ではなく毒薬です!

都合の悪い記憶と感情を僕たちは潜在意識の深いところに抑圧して生きています
抑圧しても潜在意識には残っているものだから、心配や不安が出てきてしまうわけです
この記憶と感情を解放させてやらないと心気症は良くなりません
心はとても厄介ですよね

潜在意識からトラウマや心配、不安を取り除くことを僕は経験しています
そして成功することができました
それについては長くなってしまったので、こちらの記事を読んで下さい

僕の心気症、自律神経失調症、アダルトチルドレンが克服できた話




sunshinering at 21:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

8.Juli.2016

心気症の恐怖 不安と健康と病気を考える

『病は気から』
これは完全にその通り
ブログにこれまで書いてきたように
不安やストレスは心のバランスを乱すだけでなく本当に病気にしてしまいます

機能的疾患が生じたり自律神経のバランスがストレスで乱れるだけでも
『生活の質』が低下していきます
実際に病気になったり器質的疾患になったりしたら
普通に生きるさえ難しくなります

体調を崩すと精神面も崩れる
いいことは一つもありません

内科医としてこんなことを言うのは何ですが…
ちなみに病気になってしまったら受け入れるしかありません
悩んでも始まりません
厳しいことを言うようですが悪循環を断ち切るのは割り切る力だけです
起きてしまったことをずっと悩むのは愚の骨頂です
落ち込んでもいいしショックを受けてもいい
未来に絶望してもいいけれどどこかで立ち上がらなければいけません

それが病気に打ち勝つ最大の方法です
もちろん治療は最善の方法でやるべき
しかし最初に精神的に乗り越えなければ打ち勝てなくなります

 

病気に対して過度に不安を感じつづけることはいけない
健康に気を使うことはぜひやってほしいです
でも『心気症』になるぐらいの病気への不安は逆効果です

僕のところにも『心気症』としか考えられない患者さんが来ます
『心気症』とは自らの身体の異変や症状に対して誤った解釈をしてしまい
病気にかかってしまっていると思いこんでしまうメンタル面の症状です
実際病気じゃないのに病気かもしれないと思いこむ不安の力は
僕らが説得して打ち消せるものじゃないです

不安障害の一種ですが心気症でいることが一番の病気になる近道だということを言っても
本人は納得しないんですね
いやいや本人も実は「気にすることはない」とよく知ってます
だけど不安が消えない
だから過大なストレスです
そのストレスが自律神経の働きを乱していく

内蔵にもストレスは負担をかけ
例えば胃潰瘍になってしまうと心気症ではなく「やっぱり病気やったんか!」となる
今まで気のせいだと思いたかったけれど
今度は実際になってしまったから自分の身体はやばいという不安がもっと強まる

『病は気から』が本物になってしまうわけです


心気症は認知の歪みから生じます
しかし不安という感情は
自分が歪んだ認知を持っているとわかったからと言ってなかなか消えてくれない
なぜなら人は生きていれば病気になるものだから
本人が病気になった時「不安はやっぱり当たるんだ」という変な成功体験と確信が生じちゃうからです

第三者が「心気症です」と言っても
本人からしたら的外れな指摘にしか思えないわけです
もしかしたら?という確立が1%でもある限り病気の不安は続いていきます

また例えば「私は胃に重大な疾患があるんじゃないかしら」という不安があるとしましょうか
もちろんそれは心気症のなせる思い込み

しかし常にお腹のことばかり意識し続けます
それも病的な意識を使って…
神経が過敏になりお腹のことしか考えられない
お腹がゴロッと鳴っただけで不安に感じてしまう

そんなことが続いていたらストレスで胃に負担が来ます
「やっぱり」という不安が大きくなりストレスも比例してひどくなる
ますます胃も負担が来る

そして胃潰瘍に実際になっていく
で病院に行く
病名を告げられる
疑惑が確信に変わる
まだ他に重大な疾患が隠されていないだろうか?
また不安になる
これを続けていきます…
 

いつも不安で胃がんを疑う
検査で異常がないと診断されても
医師から「安心して下さい、何ともありません」と言われても決して不安は消えない
「気になさらないで下さい、体に毒ですよ」と言われても反発するだけ

心気症の怖いところはそれで不安が収まったとします
それで安心して暮らせるのが普通だけど今度は別の体の異変を探しはじめてしまう
だからずっと病気不安が続いていきます…



僕も自律神経失調症だった者として心気症の方のお気持ちはよくわかります
 内科医のくせに風邪にかかりやすい不届き者でしたが
体調が悪いと器質的疾患があるせいだと不安に思っていたものです
「メンタルもやられているのにその上に病気になったら生きていけない、シャレにならん!」
なんて怯えていた時期があったから


内的なトラウマを無くしストレス源を処理し自律神経失調症が解決してから
そんな病気への不安が無くなりました
だからストレスや不安が健康を害し病気を生み出すことを
身を持って知っているつもりです
だけど今では「病気になってもそれがどうしたんだ、なってみせなよ、さあほら! 早く!」と
強気でいられています
だから本当に風邪すらひかなくなったんです

病気になってもいい覚悟…これは不安とは真逆です
それが身についたことは今後の人生にとって大きなプラスとなりました

どこで身についたかというと脳覚醒プログラムと神経症克服プログラムです
岩波先生の考え方はとても鋭く力強いものが多くてとても参考になりました
病気になっても不安があっても逆転の発想をして
「それがどうしたんだ、なってみせなよ、さあほら!」という考え方を教えてもらいました
無意識に叩き込んでくれました 

不安から逃げるのでもなく消そうとするのでもなく
不安を受け入れる覚悟と逆に立ち向かっていく勇気がすべての不安を無くしていく
この思考は生活の質を保っていく上で絶対に必要なことだと思います

病気への不安は僕らは生きている限り絶対に無くすことができない
だからどう病気への解釈を逆転させどういう態度を示すかが
これから病気に極力ならない一番の方法だと僕は思います

病は気から
絶対的な真実です


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