医師の立場から抗うつ剤はオススメできない。けれども──心気症克服には潜在意識から変わるしか方法はなし 内科医の心気症ブログ

13.Dezember.2016

精神的ストレスが引き起こす身体表現性障害、体の不調、身体症状の治し方

精神的ストレスは心がつらいだけでなく様々な身体症状を引き起こすというのが
僕のブログの大きなテーマとなっています

身体表現性障害、転換性障害、身体化障害、疼痛性障害、心気症
はまさに精神的ストレスや積もり積もった不安感や孤独感がひきおこすものです
体の不調や身体症状、機能的疾患、器質的疾患に精神面が無関係なはずがないのです


いくら病院で検査をしてもストレスは目に見えず結局検査結果に異常は見当たりません
外科や内科などの医師をとても悩ますこれらの不定愁訴を
もっと医師も勉強しておくべきだと思います 

あと安易にストレスが原因だと分かっても
抗不安剤や抗うつ剤を処方するのもどうかと思います

ストレスを感じてしまうのはストレスを誰よりも受け止めて脆くなっているからです
薬でストレス源やストレスを被る性格まで治せはしません


僕自身も機能的疾患、器質的疾患に苦しめられていた時
この精神的ストレスだけはどうにもなりませんでした

一番の方法はストレスを感じない人間になることです
そのためには僕もやったようにストレスを感じるルーツを破壊してなくしてしまうことです

愛情をたっぷりもらってたくさん褒められて自信を得られる経験がたくさんある人はストレスにとても強いです
タフです

愛情たっぷりでも過保護すぎていざとなると
ストレスにすぐやられてしまう大人もたくさんいるけれど
どちらにしてもストレスに強い・弱いには原因があります

それがその人の歩んできた人生の結果が原因です
潜在意識とか無意識に傷が多い人ほど心がもろいです
否定されてきたり人格を踏みにじられる行為をされたり褒められてこなかった人ほどストレスは心の奥まで侵食してきます

いくら理論武装して顕在意識でストレスに強くなろうと対策しても
こればっかりは難しいです


心の土台が崩壊しかかっているのだから
過去に心を弱くしてしまった原因がある限り
今後も不安やストレスに苦しめられることになるでしょう

だから根本から病因を根絶しなくてはなりません
残念ですが現在のストレスは過去の人生で味わった心の傷と抑圧された感情にリンクしています

本当は僕も励ましたいけれど
気持ちや薬でどうにかできる問題ではないんです!
私自身の経験から言っても現実を知っておくべきだと考えます

なぜ体の不調や身体症状が精神面以外で原因もないのに続いてしまうのか
心の働きとストレスの怖さをちゃんと知ることができたら対策は可能です

過去に受けた心の傷や現在感じているストレスや不安感や孤独感は
解消できます

詳しくは僕のブログの別の記事(下記参照)をお読み下さい
 
 


この記事へのコメント

1. Posted by ホト   30.May.2017 17:25
私も先生と同じように苦しんでいます。

自律神経失調症か鬱か慢性疲労症候群といわれています。

足湯や温かい風呂に入ると良くなるので、熱い風呂に入ったところ、
ものすごくだるくなり、過呼吸、腕のしびれや震え、のどが詰まったような感じ
の症状が出ました。

これは自律神経失調症からくる熱すぎたことによって交感神経優位になった症状でしょうか?
それともセロトニンが少ないのが原因の鬱の症状なのでしょうか?
もう二年以上たってもまだ治らず途方に暮れています。

仕事や勉強を減らして休むしかないのでしょうか?

薬はジェイゾロフトが非常に良くききますが、二錠以上のむと性機能障害
、早朝覚醒などの症状が出るのでこれ以上飲めません。

自律神経調整剤という薬もあるようですが、副作用が少なく
だるさなどを減らしてくれる良いものはないでしょうか?

SSRIやレメロンも副作用が強いのでずっと飲んでいると不安です。


先生もあまり頑張りすぎずにご自愛ください

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